360 Worlds

RICOH THETAを中心とした360°全天周パノラマに関する話題をお届けします

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[PR]って書けっていうから書きますが、商品提供などがあったとしても特に記載がない限り率直な意見を述べたレビューであり、忖度した広告記事ではありません。アフィリエイトは利用しています。

360度写真から立体的なLEDライトを作る方法★

皆さんは360度カメラで撮影した写真ってどんな風に楽しんでいますか?

スマホでぐるぐる回して見たり、LINEで友達に送ったり、Facebookに投稿したり。
リトルプラネットにしてInstagramなどに投稿している方も多いと思います。

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【Instagram】https://www.instagram.com/d_wackys

もうちょっとステップアップしてQuest 2などのVRヘッドセットで追体験を楽しんだりもできますね♪

360度写真を立体的に飾りたい!

でもこれを立体的なオブジェとして飾りたいと考えた僕は、2010年にペーパークラフトにして展示会に出展しました。

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当時から表現方法を色々と模索してきたのですが、デジタルならではの現代風な方法で表現することが出来るようになりました。
それが360度写真を使った球体のLEDライトです★
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制作手順


LEDライト台座

球形のLEDライトの元となる商品を色々調べていたら、DAISOでピッタリなものを見つけました!
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左がその名も「ムーンライト」(110円)で、ライトを点けると月のような模様が浮かび上がります。そうそう!こんな感じでオリジナル写真のライトを作りたいのですよ!

ってことで、早速分解してみました♪
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優しい光なのは良いのですが、ボタン電池LR44を3つ使用するのでランニングコストがよろしくないのが残念…

もうひとつの「3WAY BULB LIGHT」(330円)は単4電池3本で使えるし、置き/吊り/磁石の3WAYで使用できます。
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しかもボール部分は捻って簡単に取り外しできるので、台座のベースとするには最適です♪

素材写真の準備

素材として使用するのは普通の360度写真で、いわゆるEquirectangular形式の2:1の画像になります。
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球体になるので、なるべく写真全体に被写体が散りばめられている方が面白いと思います。
でも空の部分が多い写真なら、上下逆さまに出力して吊り下げ型として使う手もありますね。

3Dデータ作成

肝となる3Dデータへの変換には以下のサイト「Lithophane Sphere Maker」を使用します。

Lithophane Sphere Maker

変換したい写真を読み込んでパラメータを設定して3Dモデルデータ(.stl)を出力します。
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サイズは先述の「3WAY BULB LIGHT」に合わせて設定しました。
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カラー画像でもそのまま変換に使えますが、明暗差が分かりやすいモノクロ画像にして編集するとより良い結果が得られるでしょう。

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マウント作成

しかしこのままでは「3WAY BULB LIGHT」にぴったりハマらないので、マウント部分を採寸して3D CADで別途制作しました。(ついでに「ムーンライト」用のマウントもサクッと作っておきました)
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3Dプリンタ出力して完成!

あとはこの2つのデータを合体させて3Dプリンタで出力。
使用するのは普通の白いPLA素材ですが、厚みが濃淡になるのでインフィル密度(Infill Density)は100%で出力することに注意です。
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お気に入りの360度写真が立体的なオブジェになるのは嬉しいですよね♪
制作環境のある方は是非チャレンジしてみてください。
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NASAの月面画像を使えばムーンライトも作れますよ♪

自力で作れないという方へ

とは言え色んな知識や機材も必要となるため、なかなか制作のハードルは高いですよね…
そこで当方オンラインストアにて「LEDパノボール」の製作代行を承ります♪
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www.d-wackys.net
出力に時間がかかるため多くは作れませんが、記念写真などをLEDライトにして飾ってみませんか?
プレゼントにも喜ばれると思いますよ♪

関連商品


より高画質になったモジュール式アクションカメラ「Insta360 ONE RS」登場!

革新的なInsta360のレンズ交換式アクションカメラInsta360 ONE R
360.hatenablog.jp
発表時には色んなモジュールがアクセサリーとして登場する予定でしたが、その後目立った動きはありませんでした…。
そんな中で発表された新しいカメラが「Insta360 ONE RS(以下ONE RS)です。
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パッと見は先代のONE Rと全く同じ印象ですよね。
ONE RSはONE R同様にバッテリー、プロセッサー、交換レンズの3つの部品から構成されており、レンズを交換することでアクションカメラや360度カメラに切り替えて使用できます。

そして新しいレンズとコアはONE Rとも互換性があるとのことで、先代ユーザーは欲しい箇所だけアップグレードすることができます。

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新しい4Kブーストレンズは、アップグレードされた1/2インチ4,800万画素イメージセンサーを搭載し、4K60fps動画と4,800万画素の静止画を撮影できます。 
さらに2つの新しいモード「アクティブHDR」「6Kワイドスクリーンモード」が搭載されました。

定評のあるFlowState手ブレ補正は新しいONE RSコアによるハードウェアで適用されるため、編集の手間要らずにスムーズな映像をSNSで共有できます。

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また水深5mまでのIPX8防水性能で、ウィンタースポーツだけでなくマリンスポーツなどでも活躍してくれそうです。
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さらに新しいコアのアップグレードされた点はザッと以下の通り。

  • 鮮明でリアルな音声を可能にする追加されたマイク
  • 50%高速になったWiFi転送でより簡単にモバイル転送
  • 動画撮影中に最大2.7倍デジタルズームインできるインスタントズーム機能
  • プリセット撮影モードに簡単にアクセスできるクイックメニュー

マウントブラケットも再設計され、レンズをその場で切り替えるためのクイックリリース構造、防風マイクカバー、および撮影中にカメラの熱を冷却させる熱放散パネルが追加されました。
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またクイックリーダーアクセサリーを使用すると、スマートフォンへの接続も簡単です。

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ひとまず速報としてまとめましたが、実機を入手できましたら実践レビューをまとめたいと考えてます。
Insta360 ONE RSは本日よりInsta360.com公式ストアなどで注文可能です。
www.insta360.com

  • ツイン版:69,800円
  • 4K版:38,800円
  • 1インチ版:69,800円

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VR180から6DOFVR写真(ビデオ)を作成する

僕のYouTubeチャンネルでもVR180(180度立体VR動画)を何本か公開しておりますが、これって左右の視差はあるものの3DOFなんですよね。

もっと没入感のあるVR映像となると奥行き情報を追加した6DOFということになるのですが、ちゃんと撮影しようと思うとライトフィールドなどの特殊なカメラが必要になります。

でももっと手軽にそれっぽい映像を作れないか?
ってことで、今回ご紹介するのは手軽なVR180から6DOFVRへ変換する方法です。

VR180写真を6DOFに変換する

使用するのは「Lifecast」というコンバーター。
以下のサイトから各OS用アプリをダウンロードしてインストールしてください。
lifecastvr.com
では次のVR180写真を6DoFVRに変換してみましょう。
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Input Dataの項目でVR180形式の写真(またはビデオ)を選択し、Outputの項目から出力するディレクトリを選択。
他の設定は特に変更する必要はなく、あとは[Convert]をクリックするだけ。
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すると指定した出力ディレクトリにに000000.jpgという名前のデータが書き出されます。
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変換はたったこれだけ。メチャメチャ簡単♪
上の段が前景用、下の段が視点を移動した時の背景用のレイヤーになるみたいです。
(Depth Mapがおかしい箇所はこのあとレタッチで修正しました)

WebサイトでLifecastVRプレーヤーをホストする

これをMeta Quest2などの6DOF対応VRヘッドセットで見るために、独自のWebサイト(またはテスト用にローカルで)へアップします。

まずは以下のサンプルページをダウンロード。

https://lifecastvr.com/example_page.zip

example_pageディレクトリ内のmediaディレクトリにある000000.jpgを、先程書き出したデータで置き換えます。
example_pageディレクトリの全内容をサイトにアップロードして、WebVR対応デバイスからアクセスすれば6DOFVR写真が表示されます。

以下のURLにQuest2のBrowserアプリでアクセスしてみてください。

https://d-wackys.secret.jp/6dofvr/

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これで奥行きのある6DOF対応の写真として見ることができます。

詳細設定や動画対応

今回は簡単に紹介しましたが、より詳しい設定や動画作成についてはLifecastのチュートリアルで解説されています。
意欲のある方はチャレンジしてみてください。
lifecastvr.com

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Qoocam EGOの3Dメタデータ入り新サンプル映像が公開

前回の記事でQoocam EGOのサンプル映像に3Dメタデータが入ってないという話をしました。
360.hatenablog.jp
これでは折角の3D動画が手軽に楽しめないのですが、新たに公開された2本のサンプル動画にはしっかり3Dメタデータが入りました!
パソコンではアナグリフによる立体視も可能です。
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3Dメタデータが入ったことで、Oculus GO/Questの「YouTube VR」アプリでよりナチュラルな立体映像を視聴できます。
www.oculus.com
Qoocam EGOの発売開始までには、ソフトウェア周りも色々充実してくると思います。
楽しみに待ちましょう♪

サンプル動画



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Qoocam EGOのサンプル映像が公開(3Dで見るポイント解説)

3/10までKickstarterでのプロジェクトが開催中の3Dカメラ「KANDAO Qoocam EGO」
僕も早々に予約からのVIP支援をしました。

https://www.kickstarter.com/projects/qoocam-ego/qoocam-ego-snap-view-editandshare-your-3d-content-instantly

予約した方のクラファン支援方法がちょっと特殊だったので、そちらもブログにまとめてあります。
360.hatenablog.jp

ですが、今までずっとサンプル映像が公開されてなかったんですよ…
普通に考えたらサンプルも見ずにカメラの購入を決めるってないですよね…
Kickstarterでもそういった意見は当然ありました。

そしてやっと動画と静止画のサンプルがYouTubeで公開されました。
www.youtube.com
オリジナルデータはGoogleドライブからダウンロードできます。

EGO Samples - Google ドライブ

何本か公開されてますが、一番3D映像としての効果が分かりやすいと思ったサンプルを埋め込んでおきます。

動画サンプル

動画の解像度は3840x1080。フルHD映像のSBS(Side by Side)ということですね。

静止画サンプル(静止画から動画に変換)

静止画の解像度は8000x3000。4000x3000(4:3)のSBSです。

YouTubeのサンプルは、スマホのYouTubeアプリで横画面にしてVRグラスなどで見るのが一番手っ取り早いです。 
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まぁ確かにそれなりにキレイに撮れてます。
あえてVRではなく3Dカメラを出してきた理由はどうやらその辺のことみたいです。(実機レビューの際に詳しく話します)


ただし気になったのは下の画像の部分。
表示設定に3Dの項目がないんですよね…
これでは3Dモニターやアナグリフ、YouTube VRなどで3Dで見ることはできません…
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YouTubeでは3D映像を認識させるために3Dメタデータを入れるんですけど、それが入ってないってことなんでしょうね。
3Dメタデータの入った3D映像、VR180や360度3D映像などでは下の画像の様に「3D」という項目が入ります。
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これによりMeta QuestなどVRヘッドセットのYouTube VRアプリでも立体映像が再生できるのですが、そうでない単なるSBS映像の場合にはちょっと工夫が必要です。

Meta QuestでQoocam EGOの映像を立体表示にする方法

1.YouTube VRではなくブラウザーからYouTubeのサイトを開き動画を再生
2.動画の右下にあるボタンから全画面表示に切り替える
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3.下部メニューから表示方法を「3D サイドバイサイド」に変更
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これで無事3D映像として再生できました♪

でもこれはメチャクチャ手間ですよね…
3Dメタデータを後から入れる方法もあるのですが、ちょっと面倒な手順が必要です。
手軽に3D映像としてYouTubeに投稿するためには、KANDAOが専用のコンバーターを配布してくれることが期待されます。