以前THETAで星を撮る方法についてご紹介しました。
THETAで星景写真を撮影する場合でも、基本的には一眼レフなどと大きな違いはありません。
360.hatenablog.jp
今回は中級編ということで、星座のある景色の撮影方法についてご紹介します。
まずはTHETA Sで普通に1枚撮ったのがこちらです。
巾着田キャンプ - Spherical Image - RICOH THETA
これでも星は写っていますが、ちょっと星の数も少なくてイマイチな感じです…。
次に今回ご紹介する編集を施したものがこちらです。
巾着田の夜空(3枚を比較明合成) #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
いかがでしょう?
星座の形がだいぶハッキリ分かるし、暗い星も浮かび上がってきました。
撮影方法
一眼レフなどで星景写真を撮る場合、星座の形を強調するためには「ソフトフィルター」を使用します。
でもTHETAに装着するソフトフィルターはありませんよね…
そこで今回は、全く同じ条件で続けて3枚撮影しました。
注意することは、しっかり三脚に固定して間隔を開けずに撮影すること。
一見全て同じ写真に見えますが、地球の自転で星がちょっとだけ動いているのです。
この3枚をコンポジット(比較明合成)することによって、星が強調されるのです。
編集方法
Photoshopの場合3枚をレイヤーとして重ね、重ねたレイヤーの描画モードを「通常」→「比較(明)」にします。ただこれだけです。めっちゃ簡単です。
でもPhotoshopとかこのためだけに買うには高価ですよね…
ってことで、比較明合成が出来るフリーソフトもあります。
Macintosh:http://www.markus-enzweiler.de/StarStaX/StarStaX.html
Windows:SiriusComp | 比較明合成&タイムラプス動画生成フリーソフト
特に難しくないので、使い方はそれぞれ勉強してみてください。
あとは最終的に色調補正をかけてあげたら完成です!
巾着田の夜空(3枚を比較明合成) #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
合成枚数が多くなると星が点でなく線になってしまうので気をつけてください。
今年の夏は本気で天の川撮ってみようかな☆