発表されてから半月が経過し入手されている方も多い「Insta360 ONE」ですが、僕も早速入手してEngadget日本版にて動画レビューを公開しました。
japanese.engadget.com
速報的に目立った機能に関してまとめたのですが、その後使っていて気づいた点などを改めてご紹介します。
静止画
まずは360度カメラとしての基本性能について。
静止画解像度は 7K(6912x3456)と、従来機のInsta360 Nanoの3K解像度(3040x1520)から大幅に向上しました。
解像感や発色も概ね良好なのですが、強い光が片面に当たってしまうと弱いようです。
これは設定の「スティッチ機能を最適化します」をオンにすると目立たなくはなるのですが、そもそも撮影時の露出調整が上手くいってないような感じです。
デフォルト | 最適化設定 | 最適化後 |
---|---|---|
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スティッチ処理に少し時間はかかりますが、これは常にオンにしておきたいくらいです。
下の写真はぐるぐる回してご覧頂けます。拡大して見てもなかなかの解像感です。
縮小するとリトルプラネットになるのも良いですね。
リトルプラネットにしてPlotagraphで編集してみました♪楽しい〜♪
canoe #insta360one #littleplanet #plotagraph
動画
動画もNanoの3K(3040x1520)から、4K(3840x1920 30fps)に向上しました。
撮って出し素材をそのままYouTubeにアップしたので、4Kでぐるぐる回して画質をご確認ください。
特筆すべきはスタビライズ性能です!
ジャイロセンサーが内蔵されていて、適当に持って走り回ってもちゃんと水平が出てるんですよ!
これは正直驚きました。この価格からしたら驚愕のスタビライズ性能ですよ。
しかも撮影後に視野の自由編集ができるので、もうアクションカムなどで画角を気にして撮影する必要もなくなります。
この自由編集にある「トラッキング機能」もなかなか優秀なのですよ。
このアプリでTHETAなどで撮影した映像も編集できたら最高なんですけどね。
有料アプリでいいからプロ版を出してくれないかなぁ?
バレットタイム
正式発表前から強烈なインパクトを与えているのがバレットタイム撮影です。
映画「マトリックス」で有名になった映像表現ですが、Insta360 ONEとアプリだけで簡単に撮影/編集できちゃうんです。
肝となっているのは120fpsという高速フレームレートと6軸ジャイロセンサーです。
フレームレートを稼ぐために円周魚眼の下半分しか使わないと言う割り切りも興味深いですね。
ハイスピード撮影なので、なるべく明るい場所で撮影しましょう。
紐を飛び越えての撮影は勇気が要りますw
ぐるぐる回すための紐が同梱されているのですが、正直これで回すのは難しいし怖いです…。
急に人が近づいてきたりした時にコントロール出来ないので、自撮り棒に装着して回したほうが安心です。
ひねりを加えたくないならバレットタイム棒を用意してみたり、羽根をつけてみるのも良いでしょう。
そしてこのバレットタイム撮影ですが、別にぐるぐる回さなくてもハイスピード自撮りカメラとして使えるのですよ。
これも面白いでしょ♪(^^)
ライブストリーミング
iPhoneとLightning端子で物理的に接続できるので、電波があれば手軽にライブ配信が出来ます。
フィルター
女性には嬉しい美顔フィルターやカラーフィルターも搭載されています。
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おまけ
バレットタイムをアナグリフの立体映像にしてみました。
感の良い人は直ぐに分かると思いますが、作り方はそのうち紹介します。
色んな作例をざざっとご覧いただきましたが、一言でまとめるなら
「360度撮影もできるハイスピード自撮りカメラ」って感じです。
ギーク層だけでなく色んな方に色んな場面で使って欲しいですね。
レイヤーさんとかダンサーさんが使ったら面白い映像が撮れそうです。
とにかく久々に撮ってて楽しいカメラと出会いました♪(^^)
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一気に人気商品になってしまったため転売ヤーに注意です。(正規価格:42,999円)