まずはじめにお詫びをしなければいけません…。
Engadget日本版の記事内で「静止画メインならTHETA V、動画メインならInsta360 ONEが良いのでは?」と書いたのですが、THETA Vの空間音声記録スゲーっす!
動画の臨場感が全然違う!!!
これオプションの3Dマイクロフォンの話じゃないんです、THETA V内蔵の4chマイクでの話です。
ってことでMac&Win版のTHETAアプリがバージョンアップして「THETA V」に対応したので、早速変換した4K動画をtheta360.comにアップしてみました。
ダウンロード | RICOH THETA
4K動画と空間音声。滝の音がちゃんと視線に連動してくれている。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
でもtheta360.comに投稿できる動画は5MBまでなので、4Kだと10秒程度になってしまうんですよ…

なのでYouTubeにもアップしてみました。画質を「2160p 4K」にしてご覧ください。
いかがでしょう?
あれ?っと思った方もいらっしゃるかもしれません。
実は音声がモノラルなのです。
THETA Vには空間音声記録対応の4chマイクが内蔵されています。
撮影した動画ファイルは専用のスティッチソフトで全天周動画に変換するのですが、現時点では音声はリコー独自形式のままなのです。 追記:変換ツールが公開されました。
これをYouTubeなどで採用されているアンビソニック形式に変換しないと、空間音声としては公開できないのです。
(追記2017.09.25)
THETA Vの4ch空間音声をYouTubeで公開する方法 - 360 Worlds
なおスティッチに使用したMacやiPad Proのローカル上では見ている方向と音声がリンクしており、キチンと空間音声が効いています。
近日中にこの音声の変換アプリもリリースされるということなので、今回は速報的に4K動画の画質のみをご確認ください。
またMacとiOSではステッチ精度が違うようで、Macの方がキレイに繋いでくれました。
しかしこれも今後のバージョンアップで改善されていくでしょう。
Mac | iOS |
---|---|
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正直に言うと、本体内蔵の4chマイクには「まぁ前よりは良いよね」程度にしか期待はしていなかったのです。
でもこれ全然違いますよ!!!
全天周動画だと空間音響じゃなければモノラルで録るしかないですもんね。
それはステレオとモノラルの違いなんてもんじゃないですよね!全く臨場感が違いますよ!!!
ただし一点残念だったのが、6軸ジャイロセンサーの効果が期待していた程ではなかったこと。
先にInsta360 ONEのスタビライズ性能を体験してしまいましたからねぇ…あれはスゴイです…。
きっとTHETAチームもアップデートで強化してくるはずですので、これは期待して待つことにしましょう。
ってことで、THETA Vは動画もスゴかった!と言うお話でした。
追ってアンビソニック変換に対応した時点で空間音声についてもまとめます。
本体だけでこの違いなんだから、3Dマイクロフォンで録ったらどんだけ違うんでしょうね?