海外では既に発売されているRICOHの新型360度カメラ「THETA X」が、ようやく日本国内での販売体制も整って正式発表となりました。
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発表直前のタイミングで実機を入手できましたので、今回はファーストインプレッションとしてまとめてみます。
お時間のある方はまずは動画をご覧くださいませ。
THETAシリーズ内での位置づけ的にはTHETA Vの抜けた穴を埋めるAdvancedモデルなのですが、なんとPremiumモデルのTHETA Z1を超える解像度で記録できてしまうんです!
静止画解像度は11K!動画も5.7K@30fps!
これは正直驚きましたね。それと同時に海外でもZ1とどっちが上なの?という声が多くありました。
でもTHETA Xは「使いやすさを追求したアドバンスドモデル」との事です。
ではどんなところが使いやすくなったのでしょうか?
パッと見で目立つのは2.25型のタッチパネル液晶ですよね。これにより従来はスマホアプリとWi-Fi接続しないとできなかった操作も、カメラ本体のみで殆ど同じ様に操作できてしまいます。
クライアントモードでWi-Fiに接続すれば、プラグインのインストールやファームアップも本体のみで操作可能です。
そしてユーザー待望のバッテリー/メモリーカード交換に対応し、USB端子も底面から側面に移動。これにより長時間撮影や大量枚数撮影の際にも、バッテリー残量やメモリー容量を気にせず安心して使えるようになりました。
バッテリーはRICOH GRIIIで使用されているものと同じ「DB-110」です。
また処理速度や画像転送速度も向上し、動画は本体内でリアルタイムにスティッチと天頂補正をして保存してくれるなど、とにかく手軽に高画質で記録できるというモデルということです。
ということで、ターゲットとなるユーザーは結構ビジネス向けになるのかな?という印象です。
価格帯もTHETA Vより高価ですし、カメラを趣味とするコンシューマーであればもうちょっと頑張ってZ1も視野に入ってきますもんね。
THETA Xは2022年5月下旬発売で、オープン価格となっています。(Amazon.com:$796.99)
既に作例もいくつか撮ってはいるのですが、今回はファーストインプレッションってことでここまで。
次回は作例を見ながら実践レポートをお届けします。
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