Insta360から、またまた新モデル「Insta360 X4 Air」が登場しました。

「Insta360 X4 Air」の名の通り、一世代前のX4をベースに機能を絞って軽量・コンパクトに仕上げたモデルです。
本体サイズは46×113.8×37mmで重量は165g。持ち歩きやすさは抜群です!
センサーサイズはX4より少し大きい1/1.8インチで、F/1.95の明るいレンズを採用しています。
X5で初めて採用された「レンズ交換システム」も搭載されていて、専用キットを使えばユーザーが簡単にレンズ交換できます。

防水性能はハウジングなしで15mまでの水中撮影が可能。これもX4の10mから向上し、X5と同等になっています。
さらにX5で採用されたウィンドガードも搭載しています。
バッテリー容量は2,010mAhで、8K/30fpsで最大88分の連続撮影が可能です。急速充電にも対応していて、36分で80%、57分でフル充電できます。

マグネット式のクイックリリースマウントはX5やAceシリーズと共通で使えます。
ロック機構もあるので、アクション撮影でも安心です。
X5との違いは?
ここまで読むとX4 AirなのにX4よりスゴイじゃん!って思いますよね。
では、X5との大きな違いは何でしょう?
- I-Log撮影非対応
- 360度ハイスピード撮影に対応していない(ゆえにバレットタイムもない)
- PureVideoモード非搭載(低照度撮影に弱い)
- 静止画解像度が低い(29MP)
360度動画は6Kや4Kでもフレームレートは最大60fpsまでで、HDR撮影時の上限はすべて30fpsとなってしまいます。なので激しいアクション撮影時はHDRをオフにしてフレームレートを上げたほうが良さそうです。
夜間撮影に強い「PureVideoモード」はありませんが、街中の夜景程度であれば問題なく使えるレベルの画質です。
360度だけじゃない動画撮影モード
メインとなる360度動画は、アクティブHDRにも対応していて最大8K@30fpsで撮影できます。
普段の撮影ではHDRを常にONにしておくのがオススメですが、前述の通りHDR撮影時には低解像度でもフレームレートを上げられないので注意が必要です。

1台のカメラでいろんな画角を作り出せる「リフレーム編集」も便利な機能のひとつ。
編集が苦手な方でも、専用アプリでAIに任せれば自動でダイジェスト動画を作ってくれます。

X5から追加された、画面に表示されている映像そのまま記録できる「InstaFrameモード」も搭載されています。
後から編集で切り出す手間がないので、撮りたいシーンが決まっているときにはとても便利です。
しかも6K@30fpsの360度映像も同時に記録されるので、InstaFrameで撮れなかったシーンだけ後でリフレーム編集すればOK♪

「フリーフレーム」モードは、シングルレンズで撮った映像をもとに後から画角を切り替えられる機能。
リフレームのシングルレンズ版って感じですね。
同じ素材からYouTube本編とショート動画を作りたいときに便利です♪

他にもタイムラプスやハイパーラプスといった特殊撮影にも対応しています。
360度写真はちょっと控えめ
最近の360度カメラは動画メインで使う人が多いですが、もちろん静止画も撮れます。
解像度は控えめな29メガピクセルですが、RAW(DNG)形式やブラケット撮影にも対応しているので、凝った表現にも挑戦できます。
高解像度なバーチャルツアーにはやや物足りないものの、SNS投稿用には十分きれいです。
軽量コンパクトなボディに360度カメラの面白さをギュッと詰め込んだ「Insta360 X4 Air」は、アクション用途よりも「日常使いの360度カメラ」という印象です。
スマホカメラでは撮影できないユニークな映像表現を楽しめますよ♪


