360 Worlds

RICOH THETAを中心とした360°全天周パノラマに関する話題をお届けします

[PR]って書けっていうから書きますが、商品提供などがあったとしても特に記載がない限り率直な意見を述べたレビューであり、忖度した広告記事ではありません。アフィリエイトは利用しています。

超個人的目線の「CP+ 2024」レポート

既にTechnoEdgeにて動画レポートとして記事が公開されていますが、そこには入り切らなかった情報を追加して個人チャンネル用としてまとめました。

www.techno-edge.net
重複している情報もありますが、それは僕が個人的に伝えたいと思っている情報だと思ってください。
TechnoEdgeと見比べると伝え方が若干変わっていることにも気づくと思います。

注目しているのはいつもの通りVR関連です。

キヤノン

何はともあれ、初日の朝イチに向かたのはキヤノンブース。
CES 2024で発表されたVR関連のコンセプトモデル3つが日本初お目見え。

まだ詳細なスペックは教えてもらえませんでしたが、実際に作例を体験できました。

  • APS-C用ステレオVRレンズ 001:フルサイズよりも手軽にVR撮影が行えるが、解像度は4Kで画角は180度にはちょっと足りないとのこと。
  • APS-C用ステレオレンズ 002:コンパクトな3Dレンズにも関わらず立体感はなかなか。ポートレイト3D撮影に向いている感じ。
  • 360/180 VRカメラ 003:360度と3D180度の撮影が可能なコンシューマー向けVRカメラ。

まぁ悪くはないけど正直期待していた程でもなかったかな?という感想。(まだ色々調整中なのでしょうが)
EOS R7は4K動画記録ですが、001はAPS-Cの8Kカメラ(6Kでも良いかも)で使えるとなると面白そう。
002は奥行き情報を持たせて6DoF対応に化ける可能性がありますよね。
003はVRコンテンツが手軽に記録できるようになるってことで、いずれも今後の開発に大いに期待しています。

KANDAO

夏頃発売予定という「QooCam 3 Ultra」は、もう量産機に近い状態で動作していました。
8K/30fpsの360度動画撮影が可能なだけでなく、本体内でリアルタイムにスティッチ処理してくれるので後処理も不要。
またパソコンやスマホを経由せずに、本体のみでライブ配信も可能です。すごい!

さらに4chのアンビソニック立体音響で音声収録できたり、10-bit HLG記録、GPS搭載など盛りだくさん。
しかも放熱用のファンが内蔵されているのに防水なんですよ。

CEOの陳丹(Dan Chen)氏による特別セミナー 「360度パノラマカメラの撮影方法とテクニック」も開催され、KANDAOが日本市場に向けてかなり本気を出してきた感じです。

昨年ニューヨークでQooCam 3を使って色々撮影してきましたが、DNG8やAEB(ブラケット撮影)がメチャメチャ高速で手持ちでも使えるのが重宝しました。

Insta360

360度カメラそしての知名度では、日本ではInsta360がダントツでしょう。
CP+に合わせた新製品の発表はありませんでしたが、バイクやウィンタースポーツでの利用がとても目立っている印象です。

今年も新製品続々登場する予定とのことですので、続報に期待しましょう!
個人的にはVR180関連の開発がどうなったのかが気になります…

LAOWA

手軽にVR180撮影ができないかな?と思ってずっと気になっていたLAOWAの魚眼レンズを試してみました。

16:9の動画で使用するなら縦位置撮影の方が良さそうな気がします。
2セット用意すればお手軽VR180が撮れますかね?

よしみカメラ/サクラスリング

VR関連ネタではありませんが、よしみカメラさんサクラスリングさんの合同ブースはずっと大賑わいでした。

よしみカメラ

名物社長のお二人なのでなかなかゆっくりお話する時間もなかったのですが、よしみカメラさんからは公式ネットショップで使えるクーポンをお知らせいただきました。
2024年2月29日いっぱいまで使えるということなので、チェクしてみてください!

10%オフ クーポンコード:CP2024

443c.com

サクラスリング

そしてサクラスリングは今年10周年となる記念の年なんですって。
CP+に合わせて新製品【ポーチスカーフストラップ】も発表されました。
こちらも要チェックです♪
sakurasling.com

SBSをSpatialに変換してVision Proで楽しむ簡単な方法

Apple Vision Pro(以下AVP)がいよいよ発売になりましたね!
僕も先日実際に体験することができました。
oculusgo.hatenablog.jp

上記イベントはTechnoEdge主催の「Apple Vision Pro パーティー」というもので、僕はイベントの映像記録スタッフとして参加しました。
日本初のAVPパーティーということで「どうせ記録するなら空間ビデオで撮ってみようぜ!」という話になり、事前に機材やアプリを色々調べました。

そんななかメインカメラとして使用したのが「KANDAO QooCam EGO」です。

Appleの言う空間ビデオが撮影できる機材はiPhone 15 ProシリーズとAVPですが、QooCam EGOでサイドバイサイド(以下SBS)で記録した方が実は手間が少ないのです。
360.hatenablog.jp

EGO to Spatial

で、このQooCam EGOで撮影したSBSの静止画/動画空間写真/空間ビデオに変換するツール「QooCam EGO spatial video and photo converter」がKANDAOから公開されました。

www.kandaovr.com
Appleの製品用ってことでMac版のみです。(いまのところ?)

使い方はとてもシンプル♪
ダウンロードしたツールを解凍してできたフォルダの中に変換したいファイルを入れてrun.commandを実行するだけ。
自動的に処理されて変換されたデータがoutputフォルダ内に保存されます。

変換したい写真や動画をごちゃまぜにして複数入れて処理してみても、全て自動で変換してくれます。
実は上記画像で変換しているのはEGOで撮影したデータそのものではなく編集済のSBSデータなのですが、それでも問題なく変換してくれました。

SBSの写真や動画をAVPで表示したい方はお試しください♪

っていうか、AppleがSpatialじゃなくてSBSを素直に使ってくれるだけでいい話なんですけどね…

VR180カメラ搭載のスマホ「SLAM」がクラファンに登場

VR180カメラを搭載したスマートフォン「SLAM」が登場し、クラウドファンディングがはじまりました。

www.indiegogo.com
VR180とは、左右の180度魚眼レンズで半球分の3DVR映像を表現できるフォーマット。
単体のカメラは今までもありましたが、これがスマホに搭載されるのははじめてのことだと思います。

YouTubeにサンプル映像もアップされてはいるのですが、VR180形式ではなく単なるSBSなのでVRヘッドセットで見ても立体視できないんですよ…。
これでは立体感を確認できませんよね。

興味深い商品ではありますが、肝心なカメラ部分の情報が少ないのと、サンプルがVRで確認できないのでちょっと直ぐにはポチれないですよね。
手で持って撮影した場合にはどう持っても映り込んでしまいそうだし、スマホをテーブルに置く時には画面をした向きに置くしかないし、あまり使い勝手が良さそうには思えません。

今後情報が追加されていくとは思いますが、VR180カメラに興味があるユーザーへの情報が足りてない感じです。
ちょっと様子を見ましょう。

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Insta360 GO 3にブラックバージョンが登場!

360度カメラ情報ではありませんが、Insta360 GO 3のブラックバージョンが登場しました。

Amazonで購入できるのは、執筆時点では「128G 公式ステッカー集付き」だけみたいですね…

Insta360公式サイトでは容量違いアクセサリーキットなども色々選べます♪
www.insta360.com

また公式サイトでは12/4〜25までクリスマスセールを開催しています。
欲しかった製品を購入するチャンスかも知れませんよ♪

store.insta360.com

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RICOH THETA 公式写真展 “Beauty is all around 2023”


RICOH THETAフォトコンテスト2023の審査結果も発表となり、入賞作品を展示する写真展が開催されます。

【RICOH THETA 公式写真展】“Beauty is all around 2023”
■Place M
展示期間:2024年1月8日(月)~14日(日)入場料:無料
所在地:東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル3F
https://www.placem.com/accessmap/accessmap.php
TEL:03-3341-6107
開催時間:12:00~19:00

作品はもちろんTHETAで撮影した360度写真を使ったもの。
「日常」「風景」「アート」の3部門から、グランプリ、準グランプリ、入賞作品が選ばれました。
本写真展では、受賞、入賞した50作品と審査員の作品が展示されるということです。
blog.ricoh360.com

また、審査員のギャラリートークとレセプションも下記の日程にて開催されます。

ギャラリートーク 1月8日(月祝)15時~
初日レセプション 1月8日(月祝)17時~
ギャラリートーク 1月13日(土)15時~
土曜レセプション 1月13日(土)17時~

僕も日程調整して伺いたいと思います。

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