360 Worlds

RICOH THETAを中心とした360°全天周パノラマに関する話題をお届けします

⭐⭐⭐ Questシリーズ購入で3,000円分のポイントをゲット♪ ⭐⭐⭐

br>
[PR]って書けっていうから書きますが、商品提供などがあったとしても特に記載がない限り率直な意見を述べたレビューであり、忖度した広告記事ではありません。アフィリエイトは利用しています。

THETA Stitcher Pluginをスタンドアロンアプリとして使う方法

公式アナウンスではないので、本記事の内容を理解できる方のみお試しください。(俗に言う自己責任)


THETA Z1でRAW(DNG)撮影をした場合、現像スティッチのふたつの処理が必要になります。
これらの作業を一連で行えるようにRICOHから正式に公開されているのが、Adobe Lightroom Classic用のプラグイン「RICOH THETA Stitcher」です。
f:id:d_wackys:20201126215522p:plain
本プラグインは、Mac/Winともに無料で下記リンクからダウンロードできます。
support.theta360.com

ただし一番ネックになるのがAdobe Lightroom Classicが必要ということ。
Adobe製品はサブスクリプションで毎月お金がかかっちゃうんですよね…
(僕自身はAdobe製品がないと仕事にならないのでCreative Cloudを契約してますが)

もっと気軽にRAW撮影を楽しみたい!
そんな声も僕に届いております。

実はこれからご紹介する方法は以前から知ってはいたのです。(あえて情報は伏せていましたが…)
ただメーカーが公式にはアナウンスできない内容なのですが、違法行為ではないというとこなので今回手順をまとめます。

詳細手順はMacで説明しますが、Winでも同様の作業は可能です。

プラグインをスタンドアロンアプリとして起動する

RICOH THETA StitcherはLightroom Classic用のプラグインなので、単体アプリとして使用することはできなくなっていますよね。
これをスタンドアロンアプリにしてしまう魔法のおまじないが存在するのです。

Mac

以下のファイルをテキストエディタなどで開いてください。

Macintosh HD/User/Library/Application Support/RICOH THETA Stitcher/RicohthetaStitcher.plist

f:id:d_wackys:20210225131358p:plain
通常ではアクセスできない隠しファイルとなっていますので、その解除方法などが分かる方だけ作業を進めてください。(隠しファイルにアクセスするということで自己責任な内容です)
f:id:d_wackys:20210225135103p:plain
そしたらIsEnableLaunchWithoutLrの「false」「true」に書き換えるだけ。
f:id:d_wackys:20210225135526p:plain

Win

Windowsユーザーは以下のおまじないが理解できる方だけお試しください。

C:/User/UserName/AppData/Roaming/RICOH/RICOH THETA Stitcher/RicohthetaStitcher.ini
ENABLE_LAUNCH_EXC_LR=1

これでプラグインとしてだけではなく、単体のアプリケーションとして動作できるようになりました。

RAW現像とスティッチ

これで普段使用しているRAW現像ソフトでも「RICOH THETA Stitcher」が使えるようになったので、お求めやすいAffinity Photoで試してみました。(Mac/Win対応)
affinity.serif.com
THETA Z1で撮影したRAWデータを開いて現像したら…
f:id:d_wackys:20210225140748j:plain
JPEGやTIFFで書き出して…
f:id:d_wackys:20210225140938p:plain
RICOH THETA Stitcherにドラッグ・アンド・ドロップ!

f:id:d_wackys:20210225141542p:plain
無事単体アプリとして起動しました〜♪
f:id:d_wackys:20210225141728j:plain
複数ファイルのバッチ処理なども問題なくできます。
これで今まで手を出しにくかったRAW撮影も気軽にできるようになりますね♪

秩父「三十槌の氷柱」 THETA Z1 Single DNG #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

HDR-DNGが開けない問題

ただし1つだけ注意点があります。
THETA Z1のDualFisheye Pluginで撮影した「HDR-DNG」データはそのままではAffinity Photoではちゃんと開けませんでした…。(他の現像ソフトでは大丈夫かもしれませんが)
f:id:d_wackys:20210225144142j:plain
そんな時はAdobe DNG Converterで汎用的なDNGデータに変換してあげましょう。
helpx.adobe.com
ファイルサイズが小さくなっているのでデータの中身は削られているのかも知れませんが、とりあえず開いて現像することはできました。
改めて書きますが、あくまでも自己責任で作業してくださいね。

CP+2021開幕!気になるTHETAの新機種は!?

CP+2021 ONLINEがはじまりました!
f:id:d_wackys:20210225105612j:plain
気になるRICOHの特設サイトはこちら。
www.ricoh-imaging.co.jp
しかし、THETAについてはZ1の紹介が1ページあるのみ…
新製品の発表はありませんでした…

ってことでガッカリしていたところに次のお知らせが掲載されました。
topics.theta360.com

読みましたか!?
めちゃくちゃ気になる一文がありますよね!
昨日のオンラインセミナーでもチラッと話題になったのですが、次期モデルは間違いなく開発されています。3月下旬を心待ちにしましょう♪
f:id:d_wackys:20210225105758j:plain:w16

関連記事

360.hatenablog.jp

THETA Vに続きTHETA Z1も完売(公式サイトにて)

先日THETA V用3Dマイクロフォン値下げの記事を書きました。
360.hatenablog.jp
THETA V生産終了による在庫処分ってことだと書いたのですが、何とフラッグシップモデルであるTHETA Z1も公式サイトでは完売となってしまいました。

f:id:d_wackys:20210222165643p:plain

一体これはどういうことなのでしょうか?
まもなく開催される「CP+ 2021」で新製品が発表されるのか!?
www.cpplus.jp
それとも海外製品に押されて規模縮小となってしまうのか…

今後の動向が気になりますが、個人的には写真に特化したフラッグシップモデルの後継機に期待したいです。(もちろん動画性能も向上してくれたらなお嬉しい)

THETA V用3Dマイクロフォン「TA-1」が値下げ

RICOH THETAシリーズのアドバンスドモデルであるTHETA Vは、本体のみでも4chの空間音声記録が可能です。
さらにより良い音声記録をしようと思った場合、THETA Vだけで使用できる専用の3Dマイクロフォン「TA-1」があるのですが、この度価格が刷新されてお求めやすくなりました。
ricohimagingstore.com
まぁ公式サイトでの価格改定ってことで、Amazonなどでは以前からかなり値下げされていたのですけどねw

風防も付属しているので風切り音もかなり軽減されますよ。

f:id:d_wackys:20210218181804j:plain f:id:d_wackys:20210218181812j:plain f:id:d_wackys:20210218181819j:plain

僕自身は音楽が大音量でかかっているイベントだったり、滝などのロケで使用しました。


ただ残念なのがTHETA Vでしか使用できないこと…
THETA Z1用の変換アダプターとかがあると嬉しいんですけどね…

まぁTHETA Vの販売ももう在庫限りということなので、処分価格ってことですね。

音楽などを360度動画で撮りたい方は今のうちにゲットしておきましょう!

関連商品


関連記事

360.hatenablog.jp

DaVinci Resolveで360度映像を16:9にリフレームする

前回はDaVinci Resolveを使って3D180VRに立体ロゴアニメーションを入れました。
360.hatenablog.jp
それよりも前にこれをやっておけよ!って感じですが、今回は360度VR動画を2Dの16:9映像にリフレームするやり方です。
f:id:d_wackys:20210210144558j:plain
これは割と簡単♪
3D空間に配置してあるのは2つだけ

  • Shape3D:球体に360度映像素材を貼り付けます
  • Camera3D:球体の内側から見た映像を出力します

f:id:d_wackys:20210210162424j:plain
これを出力すればお好みのサイズの2D映像として使用できます。
f:id:d_wackys:20210210162810j:plain
では詳細な設定を見ていきましょう。

Shape3D

Shapeは「Sphere」を選択。
この球に360度映像を貼り付けるのですが、内側から見ることになるのでこのままでは映像が反転してしまいます。
これを修正するためにRadiusを-1に、Rotation Xを180に設定します。

Controls Transform
f:id:d_wackys:20210210162142j:plain f:id:d_wackys:20210210162243j:plain

Subdivisionsは球のポリゴンの細かさを設定します。
数値が小さいと出力映像がカクカクしてしまいますが、大きすぎると動作もレンダリング時間も遅くなります。

Camera3D

カメラの画角と向きを設定します。
これらの数値にキーフレームを打てばアニメーション設定できるってことですね。

Controls Transform
f:id:d_wackys:20210210161611j:plain f:id:d_wackys:20210210161239j:plain

Render3D

あとはRender3Dで出力するサイズを設定するだけ。
特に問題ないでしょう♪
f:id:d_wackys:20210210161230j:plain
はいできた〜♪
f:id:d_wackys:20210210144558j:plain
特に難しい設定はないのですが、自由度はちょっと足りない感じですね…
VRカメラメーカーが用意している変換アプリや、GoPro FX Reframeプラグインを使って予め素材として用意する方が手軽かな?
community.gopro.com

応用

3DVRのアナグリフチェック用として使うのはアリですね!
f:id:d_wackys:20210210172316j:plain
前回の3D180VRから出力を枝分かれさせて、アナグリフを半球に投影して切り出すだけ。
f:id:d_wackys:20210210172536j:plain
これならチェックと出力を同時に作業できて便利だ〜♪