RICOH THETAはスマホと無線LANで接続して使うと多彩な撮影が楽しめるのですが、1対1のダイレクト接続しかできずに撮った写真をシェアしようと思ったら接続の切り替えが面倒だったのです…。
今回THETA Vのファームウェアアップデートでそんな煩わしさから解放される、無線LANクライアントモードに対応しました。
一言ではイメージしづらい本機能を、動画で解説してみました。
設定方法
1. アップデート
本体ファームウェアとスマホアプリを最新版にアップデートできたら、まずはアプリからTHETA Vへ従来通り無線LANダイレクト接続をします。
2. アクセスポイントの追加
アプリの設定メニューから「無線LANクライアントモード」をタップし、アクセスポイントを追加します。ネットワーク名とパスワードの手入力が必要なので予め控えておいて下さい。
設定 | 無線LAN CLモード | アクセスポイント設定 | 接続先を追加 |
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3. クライアントモード接続
スマホの接続先を無線LANルーターへ切り替え、THETA Vの「無線ボタン」を押してクライアントモード(緑)に変更します。
THETA Vの無線ランプが緑色の点灯に変わったらアプリを立ち上げてTHETA Vへ接続します。はじめてクライアントモードで接続する場合にはパスワードの入力が必要です。
ルーターへ接続 | CLモードに変更 | パスワード入力 |
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これでめでたく「クライアントモード」で接続できました!
この手の操作に慣れている人であれば3分もあれば設定完了するでしょう。
追加情報
複数台のTHETA Vを登録すると、アプリからの接続時に選択画面が表示されます。
複数のアクセスポイントが登録された場合は上から順に接続します。この優先順位は編集可能です。
THETA V選択画面 | 複数APの登録 | 優先順位は編集可能 |
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今後の展望
本機能を使用すると、アプリ次第ではひとつのスマホから複数台のTHETA Vを同時に操作することもできそうです。
また本体のファームウェアアップデートも、スマホから開始命令を出すだけであとは自動的に行えるようになるかも知れません。
今後のアプリの対応も楽しみです。