今日は個人的に大きなニュースが飛び込んできました。
THETA Xがいきなりファームアップ!
HDR-DNGモードが使えるようになりました!
blog.ricoh360.com
blog.ricoh360.com
まず最初にこれで何ができるのか簡単に解説します。
JPEG(10.7 MB)
こちらがTHETA Xで普通にオートで撮影したJPEG画像。
照明は白飛びしちゃっていて、棚の中は黒つぶれしちゃってますよね…
HDR(10.7 MB)
そしてこちらがTHETA XのHDRモードで撮影したJPEG画像。
自動的に露出を変えて複数枚撮影して合成してくれるので、だいぶ人間の見た目に近い印象になっています。
HDR-DNG(121.2 MB)
最後にこれが今回搭載されたHDR-DNGプラグインで撮影して現像処理を行った画像。
HDRのJPEGと大差ないように見えますが、実は細かな調整が施せてディティールがアップしているんです。
比較
3枚を比較したのが下の画像。
この様な明暗差の激しいシーンで威力を発揮してくれるのがHDR-DNGなんです。
HDR-DNGプラグイン使用方法
THETA Xのファームウェアを最新版にアップデートすると、HDR-DNGプラグインが自動的にインストールされています。
本体画面を右から左にスワイプしてプラグイン画面を出し、HDR-DNGを起動します。
無事にHDR-DNGモードが立ち上がりました!
下部のメニューは左がセルフタイマー設定、中央が解像度設定、そして右がRAWと同時にJPEGも保存するかどうかの設定です。
右上のアイコンをタップするとスマホなどからコントロールすることも可能。
これならセルフタイマーにして慌てて隠れるようなことをしなくても、離れた場所から画面を確認しながらシャッターが切れます。
iPhoneの場合はSafariで開けばショートカットアイコンをデスクトップに保存できるので、2回目以降は簡単に接続できます。
撮影後の処理
HDR-DNGのRAWデータはJPEGと違って容量が非常に大きいです。
これをパソコンに転送して、RAW現像からスティッチという手順でやっと1枚の360度画像として使えるようになります。
詳しい操作手順は以下の記事を参照してください。
360.hatenablog.jp
今回のアップデートに合わせてRICOH THETA Stitcherもバージョンアップしています。
THETA X向けHDR-DNGに対応した、RICOH THETA Stitcher(バージョン 3.20.0)をダウンロードしてください。
support.theta360.com
THETA Xの11K高解像度でHDR-DNG撮影ができるとなると、今までTHETA Z1にしかできなかった撮影もこなせるようになりますね。
特に明暗差の激しい不動産案件などでかなり威力を発揮してくれるはずです!
このタイミングでこの機能が搭載されたとなると、より高性能な上位モデルがそろそろ登場するのか?と期待してしまいます。
とにかくTHETA Xユーザーにとっては神アップデートなので、必ずファームアップしておきましょう!