360 Worlds

RICOH THETAを中心とした360°全天周パノラマに関する話題をお届けします

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[PR]って書けっていうから書きますが、商品提供などがあったとしても特に記載がない限り率直な意見を述べたレビューであり、忖度した広告記事ではありません。アフィリエイトは利用しています。

VRゴーグルを自作したらプロフィールQRを作成しよう

以前100均の材料でVRゴーグルを自作して記事にしました。
本ブログでもよく読まれている人気記事です。
360.hatenablog.jp

でもやっぱり工学部機械工学科卒としてはもっとちゃんとしたものを作らねば!
ということで3Dプリンタで「携帯型VRグラス」を作り、オンラインストアにて販売しております。
360.hatenablog.jp

しかし今までは物を作っただけで、見え方のキャリブレーションができておりませんでした…。
実はVRゴーグル毎に寸法レンズ特性などのプロフィールを設定することで、最適なVR視聴が可能になるのです。

それを行うのが「VIEWER PROFILE GENERATOR」です。
https://vr.google.com/cardboard/viewerprofilegenerator/

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手順はざっとこんな感じ

  • AndroidかiOSのスマートフォンを用意
  • 設定サイトにアクセス https://goo.gl/vIwRR3
  • スマートフォンをVRゴーグルに装着し確認しながらキャリブレート

VRゴーグルを自作しようとするくらいの方なら説明不要で設定できると思います。
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こうして作った「携帯型VRゴーグル」のプロフィールがこちら。

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Cardboard対応アプリなどの設定でこのQRコードを読み込むと、VR視聴が最適化されます。
今まで歪んでいたり見えづらかった方は是非試してみてください。

というよりも、プロフィールの公開が遅れてしまいスミマセンでした。
本来であれば最初にやっておかなければいけないものだったのです。
(単純にQRコードの自作を知らなかっただけです。調査不足です。)

これからVRゴーグルを製作される方はご注意ください。

エレコムから全天球カメラが発売

エレコムから2つの魚眼レンズを搭載した全天球カメラ「ACAM-VRD01BK」が発売されました。
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標準価格が税込63,104円なのに、Amazonでは既に48%オフの32,927円!(執筆時点)
なんじゃそりゃw

解像度は静止画が3K相当(3008×1504)、動画は2K相当(1920×960P/30fps)。
THETAと比較するならm15よりもスペックは落ちる感じですね。
何故かホワイトバランスだけはマニュアルで設定できるようです。

しかしこれはアクションカムの位置づけなのでしょうか?色んなマウントが付属してきます。
(ハンドルマウント、自撮り棒、三脚、バンドマウント、粘着マウント、充電用ケーブル、クリーニングクロス)
大きさも約60.0×50.2×48.4mmってことなので、よくあるアクションカムをちょっと大きくしたくらいのサイズでしょうか。

とは言え、あえてコレを買う理由が見つからないのですが…
しいて挙げるなら、THETAと違って外部メモリ(microSDHC)に保存することくらいでしょうか。
防水とかなら使いようもあるのですけれどねぇ…

半天球バージョンも

魚眼レンズが片面にだけついた半天球バージョンもあるんです。
こちらは防水ハウジングがあるので水中撮影する方には良いかもしれませんね。
(でもあまり安くはない…)

THETA Sを無料で借りて「VR映像コンテスト」に応募しよう♪

今年はどこでもVRが話題となっておりますが、今回THETAを使った”VR”をテーマとした
「THETA VR映像コンテスト」が作品募集を開始しました。
https://theta360.com/ja/lp/vrcontest/
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【募集期間】
2016年9月26日(月)~2016年10月26日(水)
【募集部門】

  • 「視線の先」部門
  • 「あの感動をもう一度」部門
  • 自由部門

【応募方法】
RICOH THETAシリーズで撮影した、VRで楽しむのにぴったりな360°の静止画または動画作品をtheta360.comサイトにアップロードし、所定の応募フォームからご応募ください。
【賞および賞品】

  • 優秀賞 各部門5作品
  • 賞品  RICOH THETAオリジナルTシャツ

【結果発表】
入賞作品は、特設サイト(後日公開)に掲載いたします。

今回はいままでのような切り抜いた静止画ではなく、theta360.comにアップロードされた全天周パノラマVRでの作品募集となります。
同じ写真でも初期視点設定(この向きで共有)の指定で「見上げる視線の先にはこんなものが!」といった感じで、パノラマVRにストーリー性を持たせることが重要になってくるかもしれません。

なにができるかな? #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

また本コンテストに合わせて「RICOH THETA S」100台を無料貸出するサービスが実施されます。
これを機にパノラマ写真の楽しさを体験してみてはいかがでしょうか♪

関連サイト

「THETA VR映像コンテスト」特設サイト
https://theta360.com/ja/lp/vrcontest

THETAで星景パノラマを撮る(日周運動編)

THETAで星を撮る方法について過去2回ご紹介しました。

今回は前回の中級編の応用です。

まずは中級編で紹介したTHETA Sで3枚撮影して比較明合成したパノラマがこちらです。
この作例では星座が分かりやすくなるように3枚続けて撮影し合成しました。

巾着田の夜空(3枚を比較明合成) #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

これをもっと長時間で多くの枚数を撮影して合成したのがこちらです。

おうし座流星群(比較明合成調整後) #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

日周運動で星が軌跡になっており、北の空にはハッキリと北極星が分かります。
よく見ると流星が3つ写っているので探してみてください☆彡

では作成方法を見ていきましょう。

撮影方法

今回はTHETA Sアプリのインターバル撮影機能を使って、バッテリーが切れるまで連続して約260枚を撮影しました。もちろん三脚にしっかり固定しております。
これらの連続写真全てをコンポジット(比較明合成)することによって星の軌跡が現れます。
(コンポジットについては「THETAで星景パノラマを撮る(中級編) - 360 Worlds」を参照ください)
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でもこの写真…失敗作なのです…
THETA Sを普通に縦位置で固定して撮影したのですが、周囲が暗いためスティッチの目印となるポイントが少なくて前後の繋目にブレが生じてしまいました…。(星が綺麗に繋がってません)

そこでこの失敗を踏まえて撮影したのがこちらです。
メインの星空がブレなく綺麗に繋がっています。
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どの様に撮影したかというと、実に単純なことです。
THETA Sを横に構えて繋目が水平線に来るようにしたのです!
これで星空に変な繋目が発生することはなくなります。
リトルプラネットで比較すると違いが分かりやすいですね。

THETA S 縦位置 THETA S 横位置

更にTHETA Sにモバイルバッテリーを接続して給電しながら撮影したので、バッテリー切れも起こらずに余裕で500枚以上の連続撮影ができました。
適度に熱を持ってくれたので夜露防止のレンズヒーターの役目も果たしてくれました。

編集方法

中級編で比較明合成が出来るフリーソフトを紹介しました。

Macintosh:http://www.markus-enzweiler.de/StarStaX/StarStaX.html
Windows:SiriusComp | 比較明合成&タイムラプス動画生成フリーソフト

枚数が多くなると流石にPhotoshopのレイヤーでの作業はキツイです…

僕は同時に動画も作成するので、After Effectsの「エフェクト>時間>エコー」を使用しています。
エコーの数を撮影した枚数以上にしてエコー演算子を最大に、これで最終フレームを静止画でレンダリングすれば比較明合成になります。

こうして完成した星景パノラマがこちらです。星空が綺麗に繋がっています。

モバイルバッテリーから給電しながら長時間インターバル撮影したものを比較明合成してみました。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

ちなみにタイムラプス動画にするとこうなります。HD画質でご覧ください。
(スマホの方はYouTubeアプリでご覧頂くとグルグル回せます)

この様にインターバル撮影機能を使った全天周日周運動星景写真もTHETA Sでバッチリです!
是非お試しください♪(^^)

360.hatenablog.jp

Androidでパノラマ動画編集「THETA+ Video for Android」

今までiPhoneでできてAndroidではできなかったTHETAの動画編集ができるようになりました。
専用アプリ「THETA+ Video for Android」の登場です!
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.thetaplusvideoplay.google.com
THETA+ Videoは、360度パノラマ動画を編集・加工することができるアプリケーションです。

Android版の「THETA S」アプリではパノラマ動画は転送されるのみでスティッチ処理してくれなかったので、編集加工などができませんでした。
「THETA+ Video for Android」を開いてパノラマ動画を選択すると、まずはこのスティッチ処理をして「2つの魚眼映像」から「Equirectangular映像」に変換してくれます。

変換前 変換後
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これによりiOS同様にトリム、ビューの切り替え、色調の変更、BGM挿入等の編集・加工することができるようになりました。

動画編集アプリ「THETA+ Video」の特長は以下の通り。

  • フィルタ:10種類のフィルタから1つを選択し、動画の色調を変更することができます。
  • ビュー:360度動画の見え方を選択することができます。撮影した動画を小さい球体状に再生して空間に浮かび上がらせるリトルプラネット形式など、計4種(Mirror ball, Little planet, Equirectangular, Rectilinear)のビュー形式から選択することができます。
  • トリム:動画の尺を好きな長さに切り取ることができます。
  • BGM:THETA+ Videoのオリジナル楽曲8曲、もしくは個人所有の楽曲より1曲を選択し、動画に音楽をつけることができます。また、オリジナル動画に入っている音源をサイレントに切り替えることもできます。
  • 共有:編集した動画をInstagramやFacebookなどのSNSに投稿することができます。

切り出した動画をSNSに投稿したり、360度動画のまま編集してFacebookやYouTubeへ投稿すればぐりぐりと回転して閲覧することができます。(スマホはYouTubeアプリで閲覧時にぐりぐり対応)

もちろんiOS版も全く同様のことができますよ♪
https://itunes.apple.com/jp/app/theta+-video/id1053796512?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog