iOSで使える「ショートカット」アプリ。これを使えばiPhoneだけで簡単に立体写真が作れてしまうのをご存知でしょうか?
ショートカットは決められた操作を自動的に処理できるアプリで、その処理内容を自分で作成することができるのです。実際に2つ作成してみたのでそれぞれ解説していきます。
ショートカット | ステレオ写真 | THETA VR180 |
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ステレオ写真
まずはiPhoneだけで簡単に立体写真が作れてしまう「ステレオ写真」から。
立体的な写真にするには、左右の目で見たのと同じ様に2枚の写真を用意します。
後の処理の関係で最初に右目用の写真を、次に左目用の写真を撮影します。
左目(こっちが後) | 右目(こっちが先) |
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ではこの写真から自動的に立体写真を生成するショートカットを作っていきましょう。
作成日の新しい順に2項目を取得することで、後から撮影した左目が1枚目、先に撮影した右目が2枚目に読み込まれます。
次に僕の使っているiPhone6sで左右に並べた状態で全画面表示になるように、16:9の半分である8:9にトリミングしました。
4032 × 3024(4:3)→ 2692 × 3024(8:9)
この数値は機種によって変わりますので、ご自身で調べて設定してください。
なおこのトリミング処理は全画面表示にしたいというだけなので、まるっと省略してしまっても問題ありません。
そしたらこの写真を横方向に繋ぎ合わせます。
特に問題ないですね。
最後に保存するのですが、専用のフォルダを作って指定すると整理ができそうです。
またその後にフォルダを開けばすぐに見ることができますね。
作成したショートカットは「ホーム画面に追加」しておくと便利ですよ。
って感じで作成したこの一連の作業を自動的に処理してくれるので、右目→左目と2枚の写真を撮影してこのショートカットを起動すればステレオ写真の出来上がり!
これをスマホ用VRゴーグルなどで見れば立体写真として楽しめるということです♪
THETA VR180
この一連の流れが理解できた方なら、360度カメラで撮影された左右2枚の写真から180度の立体写真(VR180)が作れることに気づくでしょう。
左目 | 右目 |
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基本的にはステレオ写真の生成方法と同じなのですが、いくつか変更点があります。
- 撮って直ぐではなく後処理ができるように専用フォルダを用意
- 180度分の範囲となる中央1:1でトリミング
- 画像生成後にVR再生アプリを起動
処理用フォルダで作業 | VRPlayerを起動 | ライブラリから写真を開く |
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普通に起動すると単なる横並びの写真なので、上部に並んだアイコンをタップして180度立体視用設定に変更します。(デフォルト設定の変更も可能)
これでめでたくVR180写真の完成です!
VRグラスを使って楽しんでください♪
もちろんカメラはTHETAじゃなくてもOKですよ。(トリミング値が変わります)
「ショートカット」は特に難しくないので、色々試してみてください。
3D360
2枚のパノラマ写真から全天周360度の立体写真を作る方法はまた別の機会にご紹介しますね。