360 Worlds

RICOH THETAを中心とした360°全天周パノラマに関する話題をお届けします

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[PR]って書けっていうから書きますが、商品提供などがあったとしても特に記載がない限り率直な意見を述べたレビューであり、忖度した広告記事ではありません。アフィリエイトは利用しています。

「RICOH THETA X」の発売が延期に…

リコーの新型360度カメラ「THETA X」
既に海外では発売されており、日本国内でも5月中旬の発売開始が予定されていました。

僕は先行して試させて頂いており、レビューも何本か公開しています。
360.hatenablog.jp
360.hatenablog.jp

ところが…
日本国内での発売時期が未定となったという発表がありました。
topics.theta360.com
理由は「生産上の都合のため」とのことですが、これはどういうことなのでしょうか?

半導体不足などの理由で、部品調達が難しくなったのでしょうかね…?
実はTHETAは同じモデルでも国や地域によって内部の仕様が少し変わっているんです。
日本国内向けモデルには、他の地域では使われていないチップなどがあるのかも知れませんね。

海外製品を個人輸入することも考えられると思いますが、上記の様に仕様が異なることなどからサポートも完全ではなくなる可能性もあります。
画質や使い勝手がかなり向上したこともあり心待ちにしているユーザーも多いかと思いますが、残念ながら暫く待つしかありませんね。

あけぼの子どもの森公園「きのこの家」 THETA X HDR #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

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使ってみて感じた「RICOH THETA X 」のメリット/デメリット

リコーの新型360度カメラ「THETA X」を試用しており、先日ファーストインプレッションとして記事を公開しました。
360.hatenablog.jp
実際に暫く使ってみて、良かった点改良して欲しい点というのがだいぶ見えてきました。

  • VやSC2から買い替えは必要?
  • Z1とXのどちらを選んだら良いの?

そんな悩みのヒントになると思います。

それではまずは動画でご覧ください♪

外観/操作性

一際目につく大きなタッチパネル液晶

従来であればスマホとWi-Fi接続して専用アプリを立ち上げないとできなかったような操作が、THETA X本体だけで殆どできてしまいます。
操作性もスマホアプリと殆ど変わらないので、違和感なくすんなり使いこなせると思います。
さらに直接Wi-Fiに接続できるので、ファームウェアアップデートやプラグインのインストールも本体だけで操作できます。

液晶画面が搭載されたことにより、シャッターボタンの形状が変更になりました。設定で画面タップでシャッターを切る事も可能です。

その他にも以前からユーザーの要望が多かった機能が色々採用されています。
THETAシリーズとしては初となるバッテリーストレージの交換は、特に仕事で使うヘビーユーザーには嬉しい機能です。

また給電やデータ転送に使用するUSBポートが、本体底面から側面へと移動されました。
これで三脚などに固定して使用する際にもエクステンションアダプターなどが不要になります。

静止画

静止画解像度は11K!
フルオートで撮影したJPEGで従来機種と比べてみても解像感は素晴らしいですね。
(V:5376 × 2688、Z1:6720 × 3360、X:11008 × 5504)

こちらがTHETA Xでのフルオート360度写真。theta360.comで開いて全画面表示してみてください。圧倒的な解像感がひと目で分かるでしょう。

羊山公園から望む武甲山 THETA X オート #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

こちらは標準搭載されているHDRモードでの撮影。太陽周辺の白飛びはかなり軽減されてますけど、全体的にちょっと眠たい印象になってしまうかも知れません。
複数枚撮影して本体内で合成するので、屋外では完全な無風状態でないと被写体が動いてしまって解像感は下がります。
羊山公園から望む武甲山 THETA X HDR #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

屋内でのHDR撮影は効果抜群です!
拡大して見ても時計の細い針までしっかり描写してくれています。
あえて撮って出しを掲載しておきますが、編集で暗部を少し明るくしてあげるともっとキレイになりますね。
Sunny food works sakado でHDR撮影 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

こちらは車内のHDR撮影。シートの生地までよく見えます。
THETA X HDR撮影(撮って出し) #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

ただしTHETA XはJPEG記録のみの対応となり、RAW撮影ができません。
ってことでDualFisheyeプラグインなどのHDR-DNGも当然非対応です。

下の作例はTHETA Z1でHDR-DNG撮影して編集したものです。

THETA Z1 HDR-DNG9 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

また現時点ではDualFisheye撮影ができないので、スティッチラインの精度が要求される場合にもちょっと困ります…。

とはいえ簡単にキレイに撮影できるということで、日常的に仕事で使用するような方にはTHETA Xが重宝されるでしょう。
個人的には失敗できない撮影に使用するなら、引き続きTHETA Z1を使うと思います。

動画

動画の解像度も最高5.7Kに向上しました。
それぞれの素材を元に5.7K@60fpsで編集しました。最高画質にしてご覧ください。
(ヘッドセットでの視聴は後半VR酔いに注意)
0:00〜:5.7@30fps、0:13〜:4K@30fps、0:25〜:4K@60fps、0:37〜:4K@60fps歩き。

やっぱり5.7K解像度は4Kよりもだいぶ鮮明ですね!
4Kでの30fpsと60fpsの違いは、VRヘッドセットで見た時にだいぶ印象が違うと思います。
天頂補正やスティッチを本体内でリアルタイムに行ってくれるので、撮影データの後処理不要でYouTubeなどで360度のVR動画として公開することができます。

ただし、やっぱり手ブレ補正が弱点です…
他社製品と比べると細かい上下動に特に弱い印象があります。

さらにVやZ1のソフトウェアスティッチの動画と比べると、繋ぎ目も天頂補正も精度が少し劣っているような感じです。しっかりと三脚に固定して撮影するなら良いのでしょうが、この辺は注意が必要です。
せめてハードウェアスティッチのON/OFFを切り替えられたら良いのですがね…。

まとめ

ということでTHETA Xのターゲットとなるユーザーは360度写真を簡単にキレイに撮りたい人
カメラには詳しくないけれど仕事で360度写真を多用するという方にはぴったりなモデルでしょう。
やっぱりビジネス寄りなのかな?という印象です。

仕上がりにこだわる写真家やハイアマチュアであれば、個人的には引き続きTHETA Z1をオススメします。1型センサーはやっぱりキレイだし、RAW(DualFisheye)で撮影できるのは大きいんですよね。

そしてアクションカメラの様に360度動画を撮りたい方、これはやっぱりInsta360シリーズには敵いません。
360度ライブ配信にも使いたいならTHETA Z1、もしくはQoocam 8Kでも良いかも知れませんね。

360度カメラもかなり個性がハッキリしてきて用途に応じて選べるようになりましたね。
カジュアル派にはTHETA SC2もまだまだオススメですよ♪

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解像度はZ1以上!「RICOH THETA X」ファーストインプレッション

海外では既に発売されているRICOHの新型360度カメラ「THETA X」が、ようやく日本国内での販売体制も整って正式発表となりました。
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発表直前のタイミングで実機を入手できましたので、今回はファーストインプレッションとしてまとめてみます。
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お時間のある方はまずは動画をご覧くださいませ。

THETAシリーズ内での位置づけ的にはTHETA Vの抜けた穴を埋めるAdvancedモデルなのですが、なんとPremiumモデルのTHETA Z1を超える解像度で記録できてしまうんです!
静止画解像度は11K!動画も5.7K@30fps!
これは正直驚きましたね。それと同時に海外でもZ1とどっちが上なの?という声が多くありました。
でもTHETA Xは「使いやすさを追求したアドバンスドモデル」との事です。
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ではどんなところが使いやすくなったのでしょうか?
パッと見で目立つのは2.25型のタッチパネル液晶ですよね。これにより従来はスマホアプリとWi-Fi接続しないとできなかった操作も、カメラ本体のみで殆ど同じ様に操作できてしまいます。
クライアントモードでWi-Fiに接続すれば、プラグインのインストールやファームアップも本体のみで操作可能です。

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そしてユーザー待望のバッテリー/メモリーカード交換に対応し、USB端子も底面から側面に移動。これにより長時間撮影や大量枚数撮影の際にも、バッテリー残量やメモリー容量を気にせず安心して使えるようになりました。
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バッテリーはRICOH GRIIIで使用されているものと同じ「DB-110」です。

また処理速度や画像転送速度も向上し、動画は本体内でリアルタイムにスティッチと天頂補正をして保存してくれるなど、とにかく手軽に高画質で記録できるというモデルということです。
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ということで、ターゲットとなるユーザーは結構ビジネス向けになるのかな?という印象です。
価格帯もTHETA Vより高価ですし、カメラを趣味とするコンシューマーであればもうちょっと頑張ってZ1も視野に入ってきますもんね。
THETA Xは2022年5月下旬発売で、オープン価格となっています。(Amazon.com:$796.99)

既に作例もいくつか撮ってはいるのですが、今回はファーストインプレッションってことでここまで。
次回は作例を見ながら実践レポートをお届けします。

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360度写真から立体的なLEDライトを作る方法★

皆さんは360度カメラで撮影した写真ってどんな風に楽しんでいますか?

スマホでぐるぐる回して見たり、LINEで友達に送ったり、Facebookに投稿したり。
リトルプラネットにしてInstagramなどに投稿している方も多いと思います。

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【Instagram】https://www.instagram.com/d_wackys

もうちょっとステップアップしてQuest 2などのVRヘッドセットで追体験を楽しんだりもできますね♪

360度写真を立体的に飾りたい!

でもこれを立体的なオブジェとして飾りたいと考えた僕は、2010年にペーパークラフトにして展示会に出展しました。

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当時から表現方法を色々と模索してきたのですが、デジタルならではの現代風な方法で表現することが出来るようになりました。
それが360度写真を使った球体のLEDライトです★
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制作手順


LEDライト台座

球形のLEDライトの元となる商品を色々調べていたら、DAISOでピッタリなものを見つけました!
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左がその名も「ムーンライト」(110円)で、ライトを点けると月のような模様が浮かび上がります。そうそう!こんな感じでオリジナル写真のライトを作りたいのですよ!

ってことで、早速分解してみました♪
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優しい光なのは良いのですが、ボタン電池LR44を3つ使用するのでランニングコストがよろしくないのが残念…

もうひとつの「3WAY BULB LIGHT」(330円)は単4電池3本で使えるし、置き/吊り/磁石の3WAYで使用できます。
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しかもボール部分は捻って簡単に取り外しできるので、台座のベースとするには最適です♪

素材写真の準備

素材として使用するのは普通の360度写真で、いわゆるEquirectangular形式の2:1の画像になります。
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球体になるので、なるべく写真全体に被写体が散りばめられている方が面白いと思います。
でも空の部分が多い写真なら、上下逆さまに出力して吊り下げ型として使う手もありますね。

3Dデータ作成

肝となる3Dデータへの変換には以下のサイト「Lithophane Sphere Maker」を使用します。

Lithophane Sphere Maker

変換したい写真を読み込んでパラメータを設定して3Dモデルデータ(.stl)を出力します。
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サイズは先述の「3WAY BULB LIGHT」に合わせて設定しました。
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カラー画像でもそのまま変換に使えますが、明暗差が分かりやすいモノクロ画像にして編集するとより良い結果が得られるでしょう。

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マウント作成

しかしこのままでは「3WAY BULB LIGHT」にぴったりハマらないので、マウント部分を採寸して3D CADで別途制作しました。(ついでに「ムーンライト」用のマウントもサクッと作っておきました)
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3Dプリンタ出力して完成!

あとはこの2つのデータを合体させて3Dプリンタで出力。
使用するのは普通の白いPLA素材ですが、厚みが濃淡になるのでインフィル密度(Infill Density)は100%で出力することに注意です。
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お気に入りの360度写真が立体的なオブジェになるのは嬉しいですよね♪
制作環境のある方は是非チャレンジしてみてください。
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NASAの月面画像を使えばムーンライトも作れますよ♪

自力で作れないという方へ

とは言え色んな知識や機材も必要となるため、なかなか制作のハードルは高いですよね…
そこで当方オンラインストアにて「LEDパノボール」の製作代行を承ります♪
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www.d-wackys.net
出力に時間がかかるため多くは作れませんが、記念写真などをLEDライトにして飾ってみませんか?
プレゼントにも喜ばれると思いますよ♪

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より高画質になったモジュール式アクションカメラ「Insta360 ONE RS」登場!

革新的なInsta360のレンズ交換式アクションカメラInsta360 ONE R
360.hatenablog.jp
発表時には色んなモジュールがアクセサリーとして登場する予定でしたが、その後目立った動きはありませんでした…。
そんな中で発表された新しいカメラが「Insta360 ONE RS(以下ONE RS)です。
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パッと見は先代のONE Rと全く同じ印象ですよね。
ONE RSはONE R同様にバッテリー、プロセッサー、交換レンズの3つの部品から構成されており、レンズを交換することでアクションカメラや360度カメラに切り替えて使用できます。

そして新しいレンズとコアはONE Rとも互換性があるとのことで、先代ユーザーは欲しい箇所だけアップグレードすることができます。

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新しい4Kブーストレンズは、アップグレードされた1/2インチ4,800万画素イメージセンサーを搭載し、4K60fps動画と4,800万画素の静止画を撮影できます。 
さらに2つの新しいモード「アクティブHDR」「6Kワイドスクリーンモード」が搭載されました。

定評のあるFlowState手ブレ補正は新しいONE RSコアによるハードウェアで適用されるため、編集の手間要らずにスムーズな映像をSNSで共有できます。

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また水深5mまでのIPX8防水性能で、ウィンタースポーツだけでなくマリンスポーツなどでも活躍してくれそうです。
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さらに新しいコアのアップグレードされた点はザッと以下の通り。

  • 鮮明でリアルな音声を可能にする追加されたマイク
  • 50%高速になったWiFi転送でより簡単にモバイル転送
  • 動画撮影中に最大2.7倍デジタルズームインできるインスタントズーム機能
  • プリセット撮影モードに簡単にアクセスできるクイックメニュー

マウントブラケットも再設計され、レンズをその場で切り替えるためのクイックリリース構造、防風マイクカバー、および撮影中にカメラの熱を冷却させる熱放散パネルが追加されました。
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またクイックリーダーアクセサリーを使用すると、スマートフォンへの接続も簡単です。

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ひとまず速報としてまとめましたが、実機を入手できましたら実践レビューをまとめたいと考えてます。
Insta360 ONE RSは本日よりInsta360.com公式ストアなどで注文可能です。
www.insta360.com

  • ツイン版:69,800円
  • 4K版:38,800円
  • 1インチ版:69,800円

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