『RICOH THETA S』本体のファームウェアがバージョンアップされました。(バージョン 01.82)
それと同時にiOS/Androidのアプリもバージョンアップしています。
そしてこのバージョンアップでTHETA Sの撮影機能がさらに強化されました!
- インターバル合成撮影
- マイセッティング
- 色温度指定撮影
インターバル合成撮影
以下、リリース情報から。
インターバル合成撮影とは:連続撮影した画像の明るい部分を残すように合成します。定位置の夜景撮影で、星や月の光跡を記録したいときなどに使用します。三脚等で固定してご使用ください。
まだ試してないのですが、説明からすると比較明合成してくれるってことですよね?
こんなパノラマがTHETA Sとスマホだけで撮れちゃうてことですよね!?
モバイルバッテリーから給電しながら長時間インターバル撮影したものを比較明合成してみました。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
これってスゴイことじゃないですか!!!
まずは設定から撮影方法をタップし「インターバル合成」を選びます。
撮影方法選択 | 選択画面 |
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次にインターバル合成の設定。撮影時間を10分〜24時間の間で選択、さらに途中経過を保存する場合は何分間隔で保存するかを設定できます。
最短10分 | 最長24時間 | 途中経過保存OFF | 10分間隔保存 |
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今まで色々工夫して撮影していた星景パノラマも、誰でも簡単に撮れちゃうんですね!
色温度指定撮影
ホワイトバランスを色温度で指定できる機能がつきました。
最低2500(寒色)〜最高10000(暖色)までかなり幅広く設定できます。
単位は特に書いてありませんけどK(ケルビン)ってことですよね。
色温度指定をオンにすると、従来のプリセット一覧からケルビン表示にメニューが置き換わります。
星景撮影などではケルビン指定の方が好みの色に合わせやすそうです。
色温度指定ON | 従来 | 最低2500 | 最高10000 |
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リアルタイムプレビューで色味が確認できるのも分かりやすくて良いですね!
マイセッティング
以前から要望を出していた撮影条件をカメラに登録できる機能がつきました。
以下、リリース情報から。
スマートフォンから設定した撮影条件をカメラ本体に記憶することができます。マイセッティング登録した撮影条件は、スマートフォンと接続していない状態でカメラの電源をONしたときに有効になります。マイセッティングは静止画のみご利用になれます。
これでISO感度を100に固定したり、マニュアル設定して本体のみで連続撮影することが可能になります。
マイセッティング | 撮影設定 | 撮影モード選択 | 設定後 |
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これなら仕事でもさらに使いやすくなりますね!
UVCBlender
スマホアプリとは別に、パソコンを使用したライブストリーミングもバージョンアップ。
RICOH THETA SからUSB出力されるフルHD/30fpsのライブストリーミング映像(セパレート映像)もつなぎ合わせることができるようになりました。対応OS:Win8.1、Win10、Mac(10.9~10.11)
USB出力もフルHD/30fpsになったんですね!
これで全天周Webカメラとしても扱いやすくなりました。
ということで!
今回のファームアップはかなり大幅なものとなりました!
でも静止画性能が同等であるはずの「THETA SC」は対象外です。
やっぱり色々使いこなしたいと思う人はTHETA Sですね!