コンシューマー向けのVRカメラと言えば、以前「Insta360 EVO」をご紹介しました。
360.hatenablog.jp
これをもっと本格的に撮影するとなると、高価な専用のカメラが必要だったり、撮影後の後処理が大変だったりするんですよね…。
そんな中キヤノンから新しいレンズ「RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE」が発表されました。
canon.jp
まずはキヤノン公式の紹介動画をご覧ください。
この動画で概要はつかめると思いますが、同社のミラーレスカメラで使用できるRFレンズです。
現時点で対応とされているカメラはEOS R5のみとなっています。
180度の円周魚眼を左右横並びにしてひとつのイメージセンサーで記録します。
これによりカメラ位置の調整や同期設定、撮影後の映像のつなぎ合わせ作業などが不要となり、大幅な作業時間の短縮が期待できます。
そしてこのシステムで撮影された3D180VR映像がこちらです。
Oculus Quest 2 で見てみましたが、なかなかの描写だと思いますよ!
EOS R5では8K撮影ができますが、正距円筒図法で引き伸ばされるので周囲は歪んでしまいます。
実際に使用する際には6K程度がちょうど良いのかも知れません。
上記サンプル動画は4Kまででしか再生できませんが、レンズに直接光が当たっても変なフレアなどは発生していないように感じます。
F2.8と明るいレンズですし、高解像度で高品質な3DVR映像がかなり手軽なものになるのではないでしょうか。
より詳しい情報はCanon USAの動画で紹介されています。
2021年12月下旬発売予定で、キヤノンオンラインショップでの価格は275,000円(税込)。
store.canon.jp
紹介動画の中では「ハイクオリティなVR映像はプロだけの領域ではない」となってますが、カメラとレンズを合わせると80万円近い金額になるので個人では流石にちょっと手が出しづらいですよね…。
カメラマンや映像制作会社がVRを導入しやすくなるということは、良質なコンテンツも増えていく期待もありますね。
ユーザーとしてはそっちの方が楽しみです♪
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